皆さんは、日本の農業・農村・食糧について考えたことはありますか?最近のニュースはTPPについての報道が多いですが、皆さんはどう思われますか?そして、「WTO」・「FTA・「EPA」と言う単語をニュースや新聞で見たり聞いたりしたことはありませんか?「自由貿易」と「市場原理主義」を100%農業に導入すると、日本の農業・農村はどうなってしまうのでしょう?日本は約6割の農畜産物を輸入に依存している食糧輸入国でもあります。もしも、ある日突然、穀物が輸入できなくなってしまたっら・・・決して笑い話でも、他人事でもありません。日本の農業・農家・そして農村の崩壊は、「日本」と言う「国家」の存続に直結します。毎日食べる「農畜産物」だからこそ、もう一度、「日本の農業」・「食糧の安全保障」を皆さん自身の問題として、真剣に考えてみませんか?
2011年02月28日
「チャンネル桜」さんでTPP参加反対討論放送
困るのは我々国民ですからね。
政権が交替しても、結局は「党内抗争」なのですか?
さて、山田としお参議院議員が、CS番組、「チャンネル桜」さんの
「TPP問題と日本の行方」と言う番組に出演されました。
先生からは、TPP関連の資料とメールをいただきました。
精力的にがんばっていらっしゃるようで何よりです。
(先生は自民党TPP参加の即時撤回を求める会の事務局長です。)
全員が反対と言う立場での発言ですが、
農業はもちろん多岐にわたる討論をされています。
3部構成で、約3時間ですので、気合をいれて(気楽にどうぞ)
是非ご覧ください。
(表示されるのは第1部ですが2部・3部もあります)
ただ単にTPP賛成・反対と言う議論ではなく
「この国のあり方、進むべき道」
を真剣に考えさせられる番組です。
(上の画面を2回クリックするとYoutubeサイトに飛びます。
そこで、第2部第3部を見られますよ)
2011年02月10日
稲田朋美代議士の本「私は日本を守りたい」
思いますが私は、自民党とのお付き合いが長く、
保守系の思想の持ち主です。
ただ、誤解していただきたくないのは、
私は、一党一派の主義主張に偏らず、
色んな考えの方にお会いしますし、
多くのメディア・ネット・会合等で広く考えを拾い
私なりに整理しているつもりです。
絶対に全て自民党が正しいとは思っていません。

私がお世話になっている山田としお参議院議員が
事務局長をされている自民党の
「TPP参加の即時撤回を求める会」の
幹事長をされている稲田朋美先生の
著書と出版記念パーティーの様子です。
福井県出身で、先の衆議院代表質問でも
ズバッと切り込みました。
一度お会いしてみたい国会議員の先生です。
本は、昨年の7月に雫石に居た頃買いました。
本当に日本の国益を考え行動を
してくれる政治家が必要ですよね。
「南京百人切り競争名誉毀損裁判」の
弁護人も務められましたし
なにより「ブレない」政治家です。
「日本のサッチャーに」と言う政治家・評論家、
大学教授も多数いらっしゃいます。
さて、来月には統一地方選挙が始まります。
住民票がある市町村にいないときは
選挙管理委員会に問い合わせると
投票用紙を郵送してくれますよ。
それを不在者投票で投票すれば
住民票のある市町村に送ってもらえるはずです。
棄権だけは止めましょう。

2011年01月16日
じねんじょの収穫 そしてTPPについて
雫石も雪の下からじねんじょを掘り出し
道の駅に出荷しています
じねんじょ収穫の画像が届きました。
積雪か多いと雪ノ下は零度以下になりません
したがってじねんじょが凍ることもありません
道北の「越冬キャベツ」と同じ理論です
パイプの位置はじねんじょの埋まっている位置です
除雪をして、
結構大変な仕事です
さて、やっと掘る場所が出て来ました。
数日分を掘っておきます。
しかし、洗ってからの貯蔵期間が長いと、
じねんじょが黒くなりますし、水分も抜けますので
なるべく出荷前に洗い、良い物を皆さんにお届けしたいと
がんばっています。
見づらいかもしれませんがやっとじねんじょに
たどり着けました。
じねんじょ一個300円にこれだけの手間をかけています
全ては安心と安全のために
民主党の米国とのTPP協議には、全く理解不能です。
政治主導と言っておきながら、官僚丸呑みになったのか?
そして何より、我々国民に説明があったのか?
TPPはダブルスタンダードの国、TPPはアメリカのメリットの
ための貿易ルールですよ。日本のメリット・デメリットは?
日本の国益の検証の説明もなくてただ「農業を強くする・・・」
政策実行の優先順位も国家ビジョンも・・・何にもなし

総理は目立てばなんでも良いんですね。
マニフェストも「ごめんなさい。」「でも、解散はしません」ですから
呆れてはててしまって・・・もう



週明けには山田としお先生に国政の様子をお尋ねしようと
思います。自民党TPP反対議連の事務局長ですから大忙しなのでしょうね。
でも、ここがふんばりどころです。
先生の踏ん張りを支え、がんばって行きたいです。
かつてのJA青年部の活動スローガンだった「子供たちの未来のために」
そして、日本の国益のために
日本を守れるのはやはり「日本国民」なんですよ。

2010年11月24日
TPPについて考えた
ブログも一ヶ月間模様替えをいたします。
ただ、過去の記事の文字の位置が
若干ズレますのでお許しください。
朝鮮半島が大変な事になってますね。
民間人の方が亡くなり、
皆さん、「まさか」と思いましたよね。
食糧も同じだと思うんですよ。
その「まさか」が何時起こるのかわかりません。
確かに日本は水際で検疫したり、毒物の検査を
していますが、100%はありえません。
実弾が飛んでくるのも、毒物や細菌が
混入され日本に入るのも同じです。
決して飛躍した論理ではありません。
日本は海外に食料や家畜の飼料の輸入を依存
している国です。
「牛肉やオレンジの自由化も跳ね除けたのだから
日本の農畜水産物はブランドが確立している。
TPPに参加して農畜産物も市場原理に委ねるべき」
と言う論調もあるようですが・・・?
平成5年の大冷害を思い出してください。
米不足で大混乱が起こりましたよね。
皆さんは、パンや麺類でしのぎましたか?
我慢して、東南アジアから輸入したお米を食べましたか?
お米はあきらめましたか?
今回のTPPだけは、「参加してしまった」では
すまない話です。
家畜の餌は外国産です。しかも、アメリカでは
とうもろこしや、大豆は市場の投機対象になり
価格が高騰し、数年前、畜産農家は大打撃を受けたはずです。
農業生産額がGDPに占める割合だけではなく、
日本の国土・国家がどうあるべきか?
共存できる方法はあるはずですし
もっと国内の議論を醸成してからでも参加への
是非を議論し日本の意思を決めても遅くないと思います。
ふるさと「雫石」の田園風景です。
来週の木曜日(2日)永田町で、
日本農政の現状と課題を
しっかりと勉強し、発言の機会があれば
地域の現状を発言してきたいと思います。

ンキングへ
2010年11月02日
再びTPPについて考える
TPP、「環太平洋戦略的経済連携協定(Trans Pacific Partnership)」
難しい問題ですよね。
農業者の立場とすれば、特にJAであったり、市場に出荷
している者には、大きな打撃になるでしょう。
戸別補償政策の実施初年度、米価の概算金が前年よりも
60キロあたり3000円近く下落しました。
これは、後で米の販売が完了した時点で清算され加算されるのですが
豊作で米余りが確実な状況下ではあまり期待できません。
それと連動して田んぼの地価が下落しています。
TPPに日本が参加した場合、最も打撃を受けるのが北海道だと
言われています。米・大豆・畜産物等、特に北米・オーストラリアなどから
大量の農畜産物が輸入されると考えられているからです。
政府は、この事態を想定して「戸別補償」を取り入れたとも
言われていますが、農水省と経産省では試算が全く違います。
関税を撤廃すれば、輸出産業はもちろん恩恵を受けるわけですが、
安い労働力を求めて中国や東南アジア諸国に生産拠点を移して
いる会社も決して少なくないわけです。
企業は増収増益、GDPのプラス成長が増したなら
国内に生産拠点を戻し、雇用を増やしてくれるのでしょうか?
農家は皆、赤字を垂れ流し続けてまで農業を続けないでしょうし、
戸別補償で食いつないでも、農村は疲弊し、過疎も進むでしょう。
果たして、輸出産業は、その受け皿になってくれるのでしょうか?
強い国だけが生き残る。
TPPの目的はそこにあるのでしょうか?
美しい農村の景観や、文化、芸能を
それぞれの国が特性を持って存在していること。
そのことと農業は全く表裏一体のものだと思います。
「景観や文化なんて甘っちょろいことを言うな」という方も
いらっしゃると思います。
私はそんな方のお話も伺ってみたいと思います。
コメントでも、メールでも結構です。
よろしくお願いいたします。

2010年10月26日
根みつばU(そしてTPPについて考える)
今日の雫石はとても寒い一日でした。
さて、根みつばの続きです。
もともと、冬に出荷する野菜?です。
掘って土を落としたみつばをキュウリの
かん水に使ったチューブで束ねます。Reuseです。
それを一箇所に集め根がかくれるように、
周囲に土をかけておきます。
画像が無いのですが、しばらくすると、根だけが残り
上の葉の部分がなくなります。
それを下の画像にあるようにうちでは断熱ボードを使い
土中に電熱線を引いて「根」だけを敷き詰めていきます。
温度をかけると根から新しい みつば が発生してくるんです。
私も最初は半信半疑でしたよ(笑)
高さが30センチくらいになると出荷開始です。
根を伏せてから25日から30日くらいかかります。
うちでは、4つの囲いを使い一週間位づつずらしてローテーションさせます。
それを一株づつ丁寧に洗い無事出荷となるわけです。
私も最初の年はやり方がわからなくて苦労しましたよ。
真冬の仕事ですので、今は、私は直接関わりませんが
畑の準備から出荷まで、いろんな農作物の種類ごとに
たくさんの手間がかかっているんです。
最近、「TPP」(環太平洋戦略的経済連携協定)が話題に
なっていますよね。
関税の撤廃という事ですから
打撃を受けるでしょう。政府は「農家戸別所得補償政策」
があるからそれで補填すると言うことなのでしょうが
工業製品と違い、一度荒廃した、農村・農地は
簡単には元に戻りません。
日本は、農産物を輸入し、技術立国になれば良い。
と言う暴論(私にはそうとしか思えません)
を唱える方がいらっしゃいますが、本気で
言っているのでしょうか?
技術立国と言いますが、それこそ一番で無いと
日本の食料自給率は12%まで下がるという
試算もあります。(農水省試算)
ただ単に私が農協青年部の出身だから言っているの
ではありません。食糧安保・日本の文化を
守り、育ててきたのは「自国の農業・農村」なのでは
ないでしょうか?
それを他国にゆだねられますか?
政府、そして国会議員の皆さんには、拙速な結論を
出すことなく与野党の枠を越えた、慎重な議論と
結論をお願いします。

2010年09月08日
門傳英慈くんとの再会(農協青年部時代を振り返って)
今朝の雫石はすごく涼しい朝でした。
あわてて布団をかぶりました。
旭川では稲刈りが始まったとか。
岩手も紫波町の「ひめのもち」が始まってましたね。
さて、過剰米対策はどうするんでしょう?
与党の皆さん。
昨日の参議院の農林水産委員会で、山田大臣は、
個別所得補償があるから政府は介入しないような
根拠はどこにあるのでしょうか?
政府側は同じ答弁の繰り返し。
民主党の批判をしているのではないですよ。
根拠と、財源のことを言っているのです。
あれでは農政音痴といわれても仕方が無いのでは?
それ以上に、現場の農業者・JAをはじめとする
関係機関の皆さんが困り果てているのではないでしょうか?
農政はそんなに甘くないですよ。
一度下落した米価は元には戻りませんし
今日はちょっと趣向を変えて
最後まで真面目にいきます。
先日、門傳英慈くんと会った話をしましたが、
彼と私は農協青年部で宮城と岩手の会長同士だったこともあり
(彼は全国の会長、私は東北・北海道地区の会長でしたが)
色々と話す機会も多かったです。
さらに私たちが全青協で活動した
平成13・14年度はBSE(牛海綿状脳症)に始まり
農薬の不正利用で「安心・安全」「トレーサビリティー」と言う
言葉を新聞やテレビで見ない日は
大きな出来事がおこった年でした。
「トレーサビリティー」ってこの年から有名になったんですよ。
そのつど、仙台・東京・札幌等で何度も、
国会議員の議員会館に行き、
担い手代表の意見として政策提言させていただきました。
米政策改革大綱が策定されたのもこの年です。
本当に全ての分野にわたり休みが無かったですよ
また、最後にWTOの農業交渉で「関税問題」が取り上げられ
農業だと輸出関連企業の槍玉に挙げられ
「何故農業だけが俎上にあげられるのか?もう我慢の限界だ」と
日比谷の野音で集会が行われるなど
最後まで息を抜けない、とにかく勉強しないとついていけない
毎日でした。お陰で農政問題は強くなりましたね。
と言うのがお互いに口癖になってますからね。
今回、残念ながら門傳英慈君の国政への挑戦は
仲間として、出来ることがあれば支えてあげたいと思います。
かつての活動の中で多くの全国の仲間と知り合え
今でも、電話等でやり取りできる盟友がいるという事は
やはりかけがえのない財産だと思います。
今でもそのネットワークが続いている。
私はすばらしいことだと思っています。
(先日も県内の懐かしい盟友とで久しぶりに出会い
ススキノでの再会を約束しました)
(何故岩手でないのかススキノなのか???)
「個の時代」と言われているようですが、やはり多くの人と
出会い、ふれあい、時には傷ついても、人は磨かれて
ゴツゴツした原石からキラキラした宝石になっていくのでは
ないでしょうか?(飛躍しすぎかなぁ)
ちょっと固くなりすぎましたね
あっ、人生経験と言えば海外研修もいいですよ。
自分をおいてみると、人生観が変わってきます。
明日(九日)は、道の駅「あねっこ」で午後の当番です


2010年08月01日
「ひたむきに農政」山田としお参議院議員の著書

注文していた本、山田としお参議院議員の著書
「ひたむきに農政」が届きました。
今日も朝から雨降りで、
息子の野球が無かったので、かつて、直接お会いして
勉強させていただいたことのある
「山田参議院議員」の著書の読書をして
ホ○レンショップに買い物に行ってきました。
山田としお参議院議員は私が農協青年部の岩手県の会長時代に
全国農協中央会の専務理事をされていた方で
3年前に参議院全国比例区から立候補し当選され
現在は、農林水産委員会・予算委員会を中心に
ご活躍をされていらっしゃる国会議員さんです。
我が家にも一度足を運んで来てくださり、
現在の農政の情勢のお話と国益のありかたを熱く語って
くださり、私達の現場農業者の声にひとつひとつ
メモをとりながら真剣に説明をして、国会に持ち帰り
調査・質問をするからと討論をしてくださいました。
あやうく帰りの「こまち」に遅れそうになったくらいです

全中時代からご活躍されていた方だけに
農業のスペシャリストとして、現場の声を
国政の場へ一つでも多く届けていただけるように
がんばっていただきたいと思います。
山田先生には、健康に留意され、
今後ますます農業振興・国益ののためにも、
がんばっていただきたい一押しの国会議員の先生です。
来る8月4日には予算委員会で質問に立たれるとのこと。
がんばっていただきたいです
さてスーパーは農家の産直コーナーがあり賑わっていました。
その中に「ピュアホワイト」と言う
とうもろこしがあったので、普通のとうもろこしの
倍の値段でしたが一個だけ買って来ました。
このピュアホワイトなんですが、私が、旭川に
住んでいる頃から全国的に知られるようになった
のですが、
最初は富良野市の山部地区(間違っていたらごめんなさい)
で栽培されていたのが、テレビ等のマスコミに取り上げられて
有名になっていったと記憶しています。
とにかく、「甘い」んですよ。
初めて食べた時にびっくりしたのを、今でも覚えています。
ちなみに左がピュアホワイト。右が普通のとうもろこしです。
我が家の稲も「受粉」が終わり、「頴花(えいか)・雄花」も
見えなくなりました。
順調に行けば9月の下旬には稲刈りになるのでしょうか?
本州のお米をそのまま北海道で栽培しても、
完全に「登熟」できません。
今。こうして北海道で美味しいお米が食べられるようになったのも
農家の皆さんの努力はもちろん、試験研究機関・普及所等の
道の関係者の皆さんのたゆまぬ努力の結晶なんですね。
それが、消費低迷とMA米(ミニマムアクセス米)の輸入問題等
市場原理主義と自由貿易の犠牲になり
(と少なくとも私はこれまでの農協青年部活動を通じ
いつもWTO交渉の障壁になっているのは農業と
槍玉に挙げられ煮え湯を飲まされてきたと思っています)
農業をやっている人の笑顔と若者の姿が農村から消えていく。
努力が報われる世の中になってほしいです。
国会で権力闘争をしている余裕なんて無いはずなんですが・・・
そして、戸別所得補償は、欠陥法案にならないのか?
十年前は私も、東京大手町で、全国の農業青年の代表と
喧々諤々の議論を戦わせたのですが・・・・・
当時は我々も「ひたむきに農政」でしたよ^^
(もちろん今でもその情熱は失っていませんよ)
スイマセン、熱くなり脱線してしまいました。
それでは、今日はこの辺で。
本当はグルメリポートしたいのですが、
うちの財務大臣もこのブログをチェックしているらしくて。
のちほど、こっそりと
ちなみに、雫石の中生種の稲の開花期は、お盆ごろになりそうです。
明日も市街の中心部と手稲区方面で忙しくなりそうです。
